BlueMeme、
AIによるシンセティックデータ自動生成プラットフォームを提供するGenRocketとパートナーシップを締結
テスト工程における自動化技術の効率的な運用方法の確立に着手
株式会社 BlueMeme(ブルーミーム、本社:東京都千代田区、代表取締役:松岡 真功、 以下 BlueMeme)は、AIによるシンセティックデータの自動生成プラットフォームを提供する米国GenRocket(ジンロケット、本社:マサチューセッツ州、CEO兼Co-Founder:Garth Rose、以下GenRocket)とパートナーシップを締結いたしました。
BlueMemeは、ローコード技術とアジャイル手法に特化した、受託開発サービスとシステム開発の内製化支援サービスを提供しています。独自の開発方法論「AGILE-DX」を用いて、ローコード技術とアジャイル手法の効率的な運用を行い、日本のローコード開発市場をけん引しています。
本締結の背景と目的
企業や組織が扱うデータには非常に多くの機密情報が含まれるため、こうしたデータを扱うシステム開発の現場においては、データを匿名化してテストを実施することが一般的です。しかしながら、従来の方法(データマスキング)では、匿名化に際してデータの整合性が失われることも多く、実際のビジネスシーンを想定したテストの実施が困難であるほか、テスト品質の低下も大きな課題になっています。加えて、多くの企業が手作業でテストデータを作成しているため、テスト期間の長期化や生産性の低さも業界全体における大きな課題になっています。
GenRocketが提供するプラットフォームでは、機械学習によるデータの分析を通して、オリジナルのデータと同じ性質を持ったより実用的なデータ(シンセティック・アノニマス・データ)を自動生成することが可能です。こうしたテストデータの自動生成は、エンジニアの負担を大幅に軽減できるほか、様々なシナリオに基づいて行われるテストのセキュリティを担保し匿名性をもつ高付加価値なものです。また、シンセティックデータは、人工的なデータでありながら、実際のデータと全く同じ性質を持ち、機密情報を扱うことなく、実際の用途に適したテストの実施を可能にします。
この度のパートナーシップ締結により、BlueMemeは同社が有するローコード技術とアジャイル手法の知見に基づき、テスト工程における自動化技術の効率的な運用方法を確立すると同時に、システム開発全体における正確性と効率性を担保する自動化技術の活用に向けた研究開発を開始いたします。
BlueMeme 代表取締役 松岡真功 コメント
情報システムの開発で最も恐ろしいことは、開発時に起きなかった不具合が、リリース後の本稼働のシステムにだけ発生することです。この不具合の原因のほとんどは本稼働システムにしか存在していない「ある特定のデータ」によって発生します。開発時に本稼働システムのデータを使ってテストを行えば、これらの不具合は検知することが可能ですが、本稼働システムには、クレジットカードや家族構成などの機微な個人情報が大量に含まれており、これらをテストデータとして使うことは非常に困難です。GenRocketは、AI技術を活用することで、本稼働システムで使用されているデータを解析し、それとほぼ同等の機微ではないデータ「シンセティックデータ」の自動生成を可能とします。この技術は、情報システムに高い信頼性が求められる時代に必要不可欠となるでしょう。
GenRocket CEO Garth Rose コメント
BlueMemeとのパートナーシップ締結を嬉しく思います。GenRocketは、大企業の需要に対応できる高い拡張性を備えており、データの量、種類、形式を問わずに、様々なテストデータへの自由なアクセスを保証しています。GenRocketのエンタープライズクラスの拡張性、ダイナミックなデータ生成、あらゆるテスト環境との統合は、BlueMemeのサービス提供に優れた付加価値を与えることでしょう。
今後の見通し
なお、本件による今期業績に与える影響は軽微であります。今後、業績への重大な影響が認められる場合には速やかにお知らせいたします。
「AGILE-DX」について
BlueMemeの「AGILE-DX」は、これまで手作業で行っていたプログラミング作業を自動化できるローコード技術と、少人数かつ短期間でシステム開発を実現できるアジャイル手法を組み合わせた独自の開発方法論です。業務分析や要件定義の標準化、動的要件と静的要件の分類、モデル設計の最適化等の手法を体系化することで、大規模なローコード開発に対応した開発プロセスを提案しています。「AGILE-DX」に関する詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.bluememe.jp/agiledx/
株式会社BlueMemeについて
BlueMemeは、2012年にローコード開発基盤「OutSystems」を日本で初めて導入し、日本のローコード開発市場を第一線でけん引してまいりました。当社独自の開発方法論「AGILE-DX」を用いてローコード技術とアジャイル手法の効果的な運用を実現しています。BlueMemeは、日本企業の国際的な競争力の向上に寄与すべく、ユニークな受託開発、コンサルティング、トレーニングを通してお客様のシステム開発の内製化とDXを支援しています。
社名 | 株式会社BlueMeme |
代表者 | 代表取締役 松岡 真功 |
所在地 | 東京都千代田区神田錦町3-20 |
資本金 | 967,007,754円(2022年6月30日時点) |
事業開始 | 2009年8月(設立2006年12月・資産管理会社として設立後、現代表にて事業開始) |
上場市場 | 東証グロース(証券番号:4069) |
URL | https://www.bluememe.jp/ |
GenRocketについて
GenRocketは、リアルタイム・シンセティック・テストデータ・オートメーション(TDA)、アジャイルおよびDevOps環境でのテストデータ提供におけるリーダーです。GenRocketの特許取得済みのプラットフォームは、データ品質とテストカバレッジを向上させ、コストの削減とデータプライバシを確保しながら、テストデータのプロビジョニングを1000%以上加速させます。GenRocketはカリフォルニア州オーハイに本社を置き、システムインテグレーション・パートナーのネットワークを通じてグローバル市場で事業を展開しており、金融、保険、ヘルスケアなど10以上のバーティカル市場において顧客を有しています。
社名 | GenRocket, Inc |
代表者 | Garth Rose |
所在地 | 2930 East Ojai Ave Ojai, CA 93023 USA |
事業開始 | 2012年 |
URL | https://www.genrocket.com |
本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先
BlueMeme(ブルーミーム)広報事務局 担当:小栗、木下
TEL:0570-080-016 E-mail:XR_cc@bluememe.jp
登録商標について
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。