The Fit Test 4 OutSystems (以下、FT4O)は、オランダのソースコード解析ソフトウェアを提供するOmnext社が提供しているOutSystems専用のソースコード解析ツールです。日本国内では、BlueMemeが販売を行っております。
FT4OはOutSystemsで開発されたアプリケーションのモデルを解析し、OutSystems開発のベスト・プラクティスと照らし合わせることでアプリケーションそのものの健康状態を”点数化“するため、開発チームはアプリケーションの品質と保全性を容易にコントロールできるようになります。
FT4Oは、OutSystemsコミュニティやプロフェッショナルデベロッパーからヒアリングしたOutSystems開発のベストプラクティス (ルール)を取り入れており、コード分析後、お客様のアプリケーションがルールに則って作られているかどうかをFT4Oのダッシュボードに表示します。
ルールに基づいて作られていない場合、「どのベストプラクティス違反がシステムに影響を与えるか (Impact Risk)」、「どのベストプラクティスを修正するのが簡単か (Effort Risk)」がダッシュボードで表示され、「どの項目」を「どのように」修正すべきかの詳細が表示されます。
これにより、開発チームはスプリント毎に「影響度が高く、かつ修正が簡単なベストプラクティスを優先的に対応する」という判断をすることが可能になります。
FT4Oは、OutSystemsのアプリケーションをOAPファイルにしてアップロードすることで、自動的に分析が実行されます。1回毎のスキャン結果を表示するだけでなく、これまでのスキャン履歴を参照した比較結果を出すこともできるため、「前回のスプリントからどれだけ何が改善されているか」をすぐに確認できます。人の手を介さないため、属人化を防ぐことができ、短時間でのレビューを実施することが可能になります。
OutSystems開発のベストプラクティスとルールによって算出された数値を、製品品質を図るISO-25010スタンダードにあてはめ、「メ ンテナンス性」「パフォーマンス効率」「信頼性」「安全性」という4つの項目で数値化しています。さらに、数値化されたデータを基に、 どの項目に対して早急に対応すべきかをレーティングで可視化し、開発者が修正・対応すべき領域を指摘します。
Ratingは、「Very High」「High」「Medium」「Low」「Very Low」の5つで分類され、iPad上で、スクロール、ズームなどのタッチ操作が可能。