4,000件のローコードサービス提供、5,700名のローコード技術者育成の実績から得たナレッジで、日本企業のDXを推進します。

BlueMemeの軌跡​

BlueMemeの軌跡

どのようなビジネスやサービスを考えてきたか、事業開始から現在に至るまで、BlueMemeの軌跡をご覧いただけます。

BlueMemeの軌跡

2009 - 2010
システム開発の問題は上流工程の改善やコンサルティングで解決できるのか

「優秀なプロジェクト管理者を採用し、優秀なコンサルタントが要件定義をしっかり行えば、システム開発はうまくいく」本当にそうでしょうか。大規模なプロジェクトでは、多くの専門家が参画し、様々なテクノロジーが使用されるため、システムの複雑さは飛躍的に増していきます。そのようなプロジェクトには、優秀なプロジェクト管理者や経験豊富なコンサルタントが不可欠でした。しかしながら、急速なデジタル経済の発展に伴って、情報システムに求められる機能要求の高度化と納期の短期化が進み、優秀な管理者だけで解決できない課題が顕在化しました。

2011-2012
システム開発の根本的な問題は「モデリング作業のない要件定義」と「手作業中心のプログラミング」だった

システム開発でもっとも避けなければならないものは「手戻り」と言われています。システムを作るという作業自体が、人海戦術型の「手作業中心のプログラミング」であり、もっともコストが高い工程であるためです。そして「手戻り」の多くの原因は、作るべきものが誰の頭の中にも存在せず、作ってみなければわからないことが多くなったという事実です。つまり、システム開発の根本的な問題を解決するには、作るべきものを事前に設計するためのモデリング作業の実施と、手作業でないプログラミングの実現ではないかという結論に至りました。そこで我々は、「モデリングによってプログラミングの自動化を実現」できるローコード開発基盤 OutSystems のインキュベーションに着手しました。

2013-2014
OutSystemsに賛同したシステムインテグレーターは、ゼロだった

「ローカライズをしないソフトウェアが日本で売れるはずがない」。 「数人のベンチャーがアプリケーションプラットフォームを大手に提供できるはずがない」。 「そんなソフトウェアはいままでたくさんあったし、それらは使えないものばかりだった」。2012年、OutSystemsに賛同するシステム会社はいませんでした。しかし、それこそがチャンスでした。「反対すること」には、「賛成すること」と同等、またはそれ以上のエネルギーを要する為です。ベンチャー企業への期待はビジネスの創造と新規マーケットの創生であり、それは必然的に既存ビジネスや既存市場への対立を生みます。

2015-2017
やらないことを決めて、経験と実績を最重要視した

ベンチャーで大切なことは、やらないことを決めることです。 まず、私たちが「やらない」と決めたのは、反対している人たちを説得するための膨大な資料作りでした。説得することをあきらめたわけではなく、 反対している人たちが納得するのは、豊富な実績のみだということを理解したからです。 もちろん、もっと良いやり方があるのかもしれませんが、当時の我々にはそれが最も身の丈に合ったやり方でした。

2018-2019
創造性だけでなく再現性を重視し、拡大可能なビジネスへ移行する

我々は今後、ビジネスの拡大期に入っていきます。ビジネスの立ち上げ時に最も大切なのは「ビジネスの創造性」です。そして、立ち上げたビジネスを拡大するためには、多くの人がそのビジネスを模倣できるよう「ビジネスの再現性」が求められます。いま、我々が取り組んでいる「AGILE-DX」は、その再現性の実現を目指したものです。ビジネスパートナーと協働して設立したOpenModelsの目的の一つには、この「ビジネスの再現性」の実現があります。

2020-2021
オープンイノベーションで、常識を変え、新しい文化を形成していく

ソフトウェアテクノロジーは、様々な情報やノウハウをオープン化することによって、発展を続けてきました。これは、自前主義であるクローズドイノベーションの限界を意味しています。我々は、ローコード開発とアジャイル手法のノウハウを形式化した開発方法論「AGILE-DX」をオープン化していきます。これまでシステムインテグレーター企業内部に蓄積されてきたノウハウをオープン化することで、新たなシステム開発の文化の醸成を目指していきます。