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OutSystems導入事例 – 株式会社AOI Pro.様

OutSystemsを導入しVRをビジネス活用する
サービスライン「VR Insight™」の開発を短期間で実現

株式会社AOI Pro.様

1963年の設立以来、テレビCM制作を中心とした映像プロダクションとして国内で業界トップクラスの地位を確立。年間約1,000本の広告映像に加え、近年は映画やドラマの制作も行っています。AOI TYO Holdingsの100%子会社として、グループ内に企画、演出、プロデュース、3DCG制作、最新機材を備えた撮影スタジオやポストプロダクションなど、映像制作に関わるリソースを完備しています。
 Webページ: http://www.aoi-pro.com/

VRをビジネス活用するサービスライン「VR Insight™」の開発は、株式会社AOI Pro.様、アルティテュード株式会社様、株式会社BlueMeme、FOVE, Inc.様、ニューロスカイジャパン株式会社様、アップフロンティア株式会社様、株式会社ブライセン様により2017年3月に始動。その3ヶ月後、2017年7月26日に第一弾サービスとして「VR ON AIR TEST(以下VR OAT)」のプロトタイプを発表しました。

※株式会社AOI Pro.様は、アルティテュードインキュベーション株式会社様との合弁により2018年2月1日付で体験設計事業に特化したSOOTH株式会社様を設立しました。 生体反応データのセンシングと最先端テクノロジーを活用した感情分析、体験設計コンサルティング、データプラットフォームサービスの提供を強みとして、企業や社会の課題を解決するソリューションカンパニーです。
SOOTH株式会社様Webページ:https://www.sooth.co.jp/

『VR Insight™』という新しいビジョンを掲げるにあたり、アルティテュード様及びBlueMeme様をはじめとしたパートナー各社のご協力に感謝しつつ、このプロジェクトを更に推進し、あらゆる事業、産業や社会の課題解決に生かしたいと考えています。超高速でアジャイル開発を可能にするOutSystemsは、我々のビジネス展開のスピードに合わせて高い品質でアイデアを実現し、加速する、非常に素晴らしいツールだと思います。今後もイノベーティブな新サービス創出に、挑戦し続けます。

額田 康利 様

SOOTH代表取締役 CEO、AOI Pro.常務執行役員

我々が制作したCMをリリース前に多くの人に見てもらい、評価をテストする「オンエアテスト」というものがあります。従来のオンエアテストでは、人が思ったことをそのまま答えるわけにはいかない場面がどうしてもありました。それを解決するため、CMを見て「感じた」ことを、生体データでとるといった新しいテストの仕組みを作成しました。UI、UXを作りながらシステムを開発する、これは通常とても難しいことです。しかし、OutSystemsによって、UI、UXを逐一確認しながら進むことができました。短い期間の中で達成できたのも、OutSystemsの特徴があってのことだと考えています。

𠮷澤 貴幸 様

SOOTH取締役 CDO(前AOI Pro. 体験設計部部長)、 クリエイティブディレクター/エクスペリエンスデザイナー
1 ヶ月

プロジェクト
完遂までの期間

1

開発者数

1

画面数

1

テーブル数

目標

3ヶ月でプロトタイプ「VR OAT」を完成

「VR OAT」とは、VR空間で映像を視聴する人の生体反応(視線、脳波、心電心拍等)をリアルタイムで取得、さらに視聴前後のアンケートデータと組み合わせることでリサーチを強化するという映像評価の仕組みです。 従来のテストに比べて没入感を得やすく、映像のどこを見ているかを調べる「視線トラッキング」の精度が高まるメリットがあります。 被験者は同時にセンサーを装着し、生体データ(脳波、心電心拍、体温、圧力)を測定します。 VR空間でTVCMを視聴するのと同時に取得した生体反応と回答や行動を結びつけ、それを解釈することで、「TVCMを視聴する人の心がどう動いているか」を科学的に把握することを目指します。

OutSystemsを選んだ理由

タブレット用アプリケーション、クラウド側の管理機能及び
レポーティングダッシュボード機能を開発

OutSystemsでは視聴前後のアンケートを取るためのタブレット用アプリケーション、取得した生体データをクラウドに格納・管理するクラウド側の仕組み及びレポーティングダッシュボード機能を開発しました。 取得した生体データをクラウド環境に蓄積し、ダッシュボード形式で表示します。ダッシュボード画面は、視線の動きや「集中度」「リラックス度」の推移などが分かります。例えば、15秒間のCMの間に、どの部分に視線が集まり、生体データを基にした「集中度」「リラックス度」などがどのように推移するかが分かります。 また、データ取得・解析やデータ集計後のレポート作成等の高速処理が可能になり、センシングからデータ化による「感情の見える化」を実現することができました。

ダッシュボートイメージ図

成果

通常のフルスクラッチ開発では1年~1年半かかる内容の開発がOutSystemsを使用することにより3ヶ月で完了できたこと(OutSystemsでの開発は実質2ヶ月)、さらにリーンスタートアップとアジャイル開発を取り入れ、サービス内容と要件の定義から開発してレビューする「作って、見せて」のサイクルを短い時間で何度も実施することができました。そういったやり方ができたのも、OutSystemsの開発スピードの速さがあってのことであり、生産性の高い開発方法と言えます。 また、OutSystemsによる画面開発におけるデザインの自由度の高さや、できあがったアプリケーションの品質の高さにより、次のサービス展開が可能なアプリケーションを作れたことも大きな成果です。VRの新サービスを裏で支える基盤として、超高速開発基盤OutSystemsを位置づけることができます。
今後AOI Pro.は、「VR OAT」の商用化を推進してまいります。また、「VR Insight™」をベースにした新しいビジネスデザイン、サービス開発に積極的に取り組んでまいります。

受賞

2017年7月にリリースされた「VR OAT」の開発プロジェクトが、日本企業初のOutSystems Innovation Awards 2017を受賞しました。
AOI Pro.のOutSystems Innovation Awards 2017受賞についての詳細はこちら

< 受賞時のインタビュー動画 >

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