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プレスリリース2017/07/26

VRをビジネス活用するサービスライン「VR Insight™」の
第一弾
サービス
「VR ON AIR TEST」のプロトタイプが完成

VRを通じて、映像を視聴する人の心にアクセスする

株式会社AOI Pro.、アルティテュード株式会社、株式会社BlueMeme、FOVE, Inc.、ニューロスカイジャパン株式会社、アップフロンティア株式会社、株式会社ブライセンは、VRをビジネス活用するサービスライン「VR Insight™」の開発を2017年3月より始動し、この度、第一弾サービスとして「VR ON AIR TEST(以下VR OAT)」のプロトタイプを発表しました。
VR空間でTVCMを視聴するのと同時に取得した生体反応と回答や行動を結びつけ、それを解釈することで、「TVCMを視聴する人の心がどう動いているか」を科学的に把握することを目指します。

「VR Insight™」について

人の意思決定や行動は、本人でも気づかない深層心理、潜在意識などの無意識に左右されると言われています。VRをビジネス活用するサービスライン「VR Insight™」は、高精度なシミュレーターであるVR体験と生体反応を組み合わせることで、その究明への第一歩を踏み出しました。
VRを高精度なシミュレーターとする考え方は、「バーチャルリアリティとは、みかけは現実ではないが、効果としてあるいは実質的には、現実である」という日本バーチャルリアリティ学会の定義に基づいています。
またVRを活用する優位性は、「通常のディスプレイと据え置きカメラを組み合わせる場合より、はるかに高精度な視線トラッキングができること」「VR空間での没入状態では、脳波等のセンシングデータを取得する際に外的なノイズの影響を受けにくいこと」だと考えています。

※AOI Pro.は「VR Insight™」の仕組みとシステムについて現在特許出願中です。

「VR Insight™」について

AOI Pro.は50年以上にわたってTVCMを中心とする映像を制作してきましたが、その心理効果についての科学的検証は行ってきませんでした。
この度発表した「VR OAT」は、VR空間で映像を視聴する人の生体反応(視線、脳波、心電心拍等)をリアルタイムで取得、さらに視聴前後のアンケートデータと組み合わせることでリサーチを強化するという映像評価の仕組みです。
思考や回答という行動に伴うバイアスがかからない生体反応データを扱いつつ、フロー全体を最適な形にデザインすることで、より正確で細かな科学検証を実現できると考えています。

(キャプション) 「VR ON AIR TEST」データフロー図

AOI Pro.がマーケティングニーズについて課題を抽出。全体アーキテクチャ設計およびUI/UXデザインをアルティテュードが実施し、ヘッドマウントディスプレイには着用者の視線を高精度に追跡(アイトラッキング)できるFOVE 0を採用、取得した視線ログはアップフロンティアが開発した映像視聴用VRアプリで制御しています。 生体反応の取得にはグローバルで実績のあるニューロスカイ製の脳波計(EEG)・心電心拍計(ECG)を採用し、体温計・圧力計はブライセンが選定し簡易設計したコントローラケースに格納。タブレット用アプリケーション、クラウド側の管理機能及びレポーティングダッシュボード機能の開発はBlueMemeが実施。これらの機能を短期間で実現するため、超高速開発基盤(Low-Code Platform)において世界トップクラスのOutSystems Platformを活用しています。取得した生体データをクラウドに格納・管理する仕組みとして、AOI Pro.とアルティテュードが共同開発した機能を実装しました。

(キャプション) 「VR ON AIR TEST」ダッシュボードイメージ図

システムはクラウド(VR Insight™ Cloud)で集中管理されており、データ取得・解析やデータ集計後のレポート作成等の高速処理が可能。2017年6月~7月に約250名を対象に行ったトライアル実査によってレポート作成までのすべてのフローの実施・検証を行いました。
「VR OAT」は今後、商用化を推進してまいります。また、「VR Insight™」をベースにした新しいビジネスデザイン、サービス開発に積極的に取り組んでまいります。

AOI Pro.について

社名株式会社AOI Pro.
代表者代表取締役 中江 康人
所在地東京都品川区大崎1-5-1
設立1963年10月25日
資本金33億2,390万円
事業内容テレビコマーシャルの企画及び制作
デジタルコンテンツの企画及び制作
エンタテイメントコンテンツの企画及び制作
URLhttp://www.aoi-pro.com/

1963年の設立以来、テレビCM制作を中心とした映像プロダクションとして国内で業界トップクラスの地位を確立。年間平均600本を超えるCM制作に加え、近年は映画やドラマの制作も積極的に行っています。AOI TYO Holdingsの100%子会社として、グループ内に企画、演出、プロデュース、3DCG制作、最新機材を備えた撮影スタジオやポストプロダクションなど、映像制作に関わるリソースを完備しています。

アルティテュードについて

社名アルティテュード株式会社
代表者代表取締役 今岡 裕輔
所在地本社: 東京都港区赤坂一丁目12番32号
設立2014年2月27日
事業内容テクノロジーイノベーション、及びテクノロジーを機軸とした市場・新規事業の創出、拡大、最適化に関するコンサルティング業務
企業の経営戦略立案、その他生産性向上、並びにその他企業経営全般に関する情報の提供、及びコンサルティング業務
国外(シリコンバレー他)における新規事業インキュベーション、及びパートナリングに関するコンサルティング業務
新規事業のインキュベーションに係る業務/プラットフォームのオペレーション/強化に係る業務サービス提供
URLhttps://www.altitude.co.jp/

先端テクノロジーと社会・企業の架け橋となり、イノベーションの実現を加速することをミッションに、新たな価値創出、企業の未来を担う新規事業創出を中心とするコンサルティング活動を東京とシリコンバレーをベースに展開しています。企業の価値創出につながるアイディアをスピーディーに具現化すると共に、最先端のテクノロジーとコンサルティングの方法論を融合することで、実効性の高い事業計画、及びシステム設計を同時に実現します。

株式会社BlueMeme(ブルーミーム)について

社名株式会社BlueMeme
代表者代表取締役 松岡 真功
所在地東京都品川区東品川2-3-12
創業2009年6月(設立:2006年12月20日)
資本金3億6,850万円(資本準備金を含む)
URLhttp://www.bluememe.jp/

次世代プラットフォームに特化した業務システムの受託開発及び導入コンサルティングサービスを提供します。モデル駆動型開発基盤である「OutSystems」の国内総販売代理店として、製品販売と並び、エンタープライズアジャイルの導入/モデル駆動型開発のコンサルティングの提供、技術者育成等、システム構築の効率化・最適化を通じて、市場の変化に柔軟に対応するITシステムの実現と企業競争力向上を支援いたします。

BlueMemeは、株式会社BlueMemeの商標または登録商標です。
OutSystemsは、日本及びその他の国における商標または登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

FOVE, Inc.について

社名FOVE, Inc.
代表者代表取締役 小島 由香
所在地東京都千代田区外神田3-16-8 秋葉原三和東洋ビル6F
設立2014年5月12日
事業内容VRに関するウェアラブルハードウェア・ソフトウェアの開発、製造、販売
URLhttps://www.getfove.com/

VRに関するウェアラブルハードウェア・ソフトウェアの開発、製造、販売。赤外線カメラで捉えた視線の動きをもとに、VR空間内で“眼の動き”による操作を可能にした「アイトラッキング」とコア技術を先行開発。デベロッパー向けVRヘッドセットFOVE 0を販売中であり、2017年1月より全世界に向けて発送開始しています。

ニューロスカイジャパンについて

社名ニューロスカイジャパン株式会社
代表者代表取締役 伊藤 菊男
所在地東京都中央区日本橋蛎殻町1-11-1 人形町シティプラザ3F(受付) / 7F
設立2012年8月13日
事業内容生体信号センサー及び機器の開発、製造、販売
上記に係るソフトウェア制作、販売
上記に係るハードウェア、ソフトウェアの受託開発
上記に係るコンサルティング業務
前各号に附帯する一切の業務
URLhttp://www.neurosky.jp/

脳波・心電/心拍・筋電などの生体信号データを、効果的に活用するためのセンサー製品を提供し、センサーモジュールの累計出荷数は100万台超。ニューロスカイ技術は急成長する民生向けEEG市場で過去販売されたエンターテイメント製品の99%以上を占めており、主な顧客やパートナーは民間企業や大学など、フォーチュン500企業から革新的なスタートアップ企業に至るまで幅広く展開しています。

アップフロンティアについて

社名アップフロンティア株式会社
代表者代表取締役社長 横山 隆之
所在地東京都渋谷区神宮前5-7-20 神宮前太田ビル4F
設立2005年12月20日
資本金5,250万円 (資本準備金5,250万円)
事業内容生体信号センサー及び機器の開発、製造、販売
上記に係るソフトウェア制作、販売
上記に係るハードウェア、ソフトウェアの受託開発
上記に係るコンサルティング業務
前各号に附帯する一切の業務
URLhttp://www.up-frontier.jp/

2005年の設立以来、最先端のアプリ開発を主軸に据え、iOS、Android向けのアプリを中心に400以上の各種アプリの制作・開発を手掛けています。サービスコンサルティング、UI/UXデザインからアプリを利用したサーバシステム構築、コンテンツ制作や周辺環境まで、幅広いサービスを提供。先端技術のR&Dにも注力しており、足元ではVR・AR、IoT、ロボティクス等、新たなデバイス向けのサービスに一早く対応しています。

ブライセンについて

社名株式会社ブライセン
代表者代表取締役社長 藤木 優
所在地本社: 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー30F
設立1986年(昭和61年)4月
資本金263,007,500円
事業内容エンベデッド系ソフトウェア開発
システムインテグレーション
組込データベース Linter®の販売
SCMシステム構築コンサルティング、システム開発
小売チェーン発注業務BPOサービス「b-LuckJobber®」
クラウド型WMS「COOOLa®」の提供
画像処理ソリューションの提供
ソフトウェアの輸出入販売、開発、保守
セキュリティサービスの提供
URLhttps://www.brycen.co.jp/

Challenge & Borderlessをベースにシステム開発領域において革新的価値の継続提供を目指します。スマートフォン向けカメラソリューションなど最先端のイメージング技術を始め、組込システム開発や物流ソリューションなどValue Engineeringによる価値創造でお客様に驚きと感動を提供します。ブライセンは国内海外拠点をボーダレスに融合し革新の技術で世界に挑戦します。