OutSystems Platformを用いてレガシーシステムを統合、IT部門の生産性を向上
当社は複数の企業が統合しているので、たくさんのシステムがあり、その分アプリケーションは複雑です。そんな中、OutSystemsはシナリオにおいて大きな違いを生み出しました。我々にとって、OutSystemsは戦略的なプラットフォームです。すべてのフロントエンドのアプリケーションを統合し、クライアントサーバーのアプリケーションのリファクタリングも行いました。
OutSystems Platformを使うことで、Fidelidadeは、既存のアプリケーションやレガシーシステムへのシームレスな統合や、変わりゆくビジネスニーズに即座に対応できるようになりました。さらに、OutSystems Platformによって、シンプルな.Netコードを生成できるため、コードのイテレーションを別に設け、管理をする必要がなくなりました。
課題
Fidelidateはポルトガルの保険業界をリードする企業であり、マルチブランド戦略の一環として、すべての保険のジャンルにおいてサービスと製品を提供しています。ポルトガルの市場において最も多様化した保険サービスを提供しているFidelidateのセールスネットワークには、代理店、ブローカー、Fidelidate支店だけでなく、郵便局の窓口やインターネット、電話なども販売のチャネルに含まれています。
これまでの企業統合などを通してこの10年間で大きな成長を遂げたFidelidateは、いくつものビジネスチャネルに加え、異なるITシステムやアプリケーション、統合した企業からの技術者を組み込んできました。
そのため、Fidelidadeの課題は、『異なるチームとテクノロジーを、会社のIT戦略にいかに活用するか』ということでした。
特に大きな課題は、異なるチャネルのビジネスロジックの大半が、基幹系のメインフレームシステムに強固に組み込まれているということで、このチームはこれまでスクリーンスクレーピング技術を使い、旧来の「グリーン・スクリーン」を更新し、結果として、何年にも渡っていくつもの技術が複雑に混ざり合う状態になっていました。
しかし、これまで使用していたSiebelは戦略性に乏しく、内部チャネル用のアプリケーションの複雑性がサイズと共に膨れ上がっていたこと、内部チャネルのプラットフォーム開発にMicrosoft .Netをかねてから使用していたこと、さらに度重なるASPからASP .Netアプリケーションへのマイグレーション計画のため、FidelidadeのIT部門の生産性は大変低く、市場でのニーズに全く対応できていませんでした。
そうした事情を背景に、OutSystems Platformは数ある開発プラットフォームの中から、Fidelidadeのビジネスチャネルアプリケーション開発のために選ばれました。
OutSystems Platformを選んだ理由
ソリューション
Fidelidadeは、本格的な連携・移行の前に、まず最初にPOCプロジェクトを立ち上げ、実際のシステムとの連携と共存がどこまで可能なのかを検証しています。フロントエンドを新しいウェブベースUIに置き換え、コアアプリケーションが刷新できるかも試みました。
成果
Fidelidadeについて
Fidelidateはポルトガルの保険業界をリードする企業であり、マルチブランド戦略の一環として、すべての保険のジャンルにおいてサービスと製品を提供しています。