リソースの事前取得で、読み込み時間を短縮

OutSystems Platform 9は、アプリケーションの起動時にリソースを読み込むことにより、ユーザエクスペリエンスをより快適にします。実際にこの機能を体験されたお客様からは、ページの読み込み時間が最大50%短縮されたというご報告をいただいております。

リソースの事前取得に関する詳細情報はこちら(英語)

カスタマイズも可能な、読み込み画面

OutSystems Platform 9の読み込み画面はカスタマイズ可能です。アプリケーションごとにアクティベートするように設定できるほか、セッションごとに管理しているため、ユーザーがロードスクリーンを何度も見ることがないようにカスタマイズすることもできます。
読み込み画面が表示されると、CSSやJavascript、画像やフォントなどのアプリケーションリソースがユーザーのデバイスにキャッシュとしてダウンロードされます。一度キャッシュされると、追加でダウンロードをする必要はありません。以前使用したアプリケーションを再度開く場合も、アプリケーションがダウンロードするのはキャッシュされていないリソースのみになります。
なお、この機能を使用するのに、アプリケーションを変更する必要はありません。 環境管理コンソールの中にあるロードスクリーンオプションを選択し、アプリケーションを再度パブリッシュするだけで、プリフェッチ機能が自動でアクティベートされます。

読み込み画面のカスタマイズ方法はこちら(英語)


通知メカニズムの最適化

モバイルウェブアプリケーションのパフォーマンスを最適化するにあたり、開発者はクライアント側のレンダリングを最適化することを重視しがちです。 しかし、多くのモバイルアプリケーションで改善すべき点は、ネットワークのパフォーマンスであることがほとんどです。特に、遅延の発生はレイテンシーの高さに起因します。
4Gのようなモバイルネットワークはネットワークのレイテンシーを大幅に削減しますが、多くの企業はこうした最新モバイルネットワークに対応したアプリケーションをデザインし、開発するまでには至っていません。また、3Gは各国で多く使用されるネットワークタイプですが、最新のデバイスでも4Gと3G、さらには2Gネットワークを状況によって使い分けています。
この問題をなくすため、Outsystems Platform 9では、クライアントとサーバー間の通信頻度を最小化しました。お客様からは、モバイルパフォーマンスが最大30%改善されたというご報告をいただいております。

通知に関する詳細な情報はこちら(英語)

新しいアクション「Notify」

共通画面部品であるウェブブロックの動作が強化されました。 今までは「Notify Widget」がウェブリクエストに合わせて機能を実行していましたが、代わりに、「Notify」が登場しました。 この「Notify(通知)」により、「On Notify」ハンドラーが直ちに実行されるようになり、サーバーからブラウザまで情報交換するための余計な往復アクションがなくなります。 開発者がコアな機能の開発により時間を費やすことができるようになり、またネットワークパフォーマンスの最適化をする手間が省けるようになります。
「On Notify」ハンドラーはオリジナルコーラーと同じリクエストコンテキストであり、同じトランザクションの中で実行されます。 スクリーンをアップデートするときに追加のロジックをコードで書くことなく、トランザクションを継続して実行することができます。

アップグレード後のアプリケーションで何が変わったか、より詳細はこちら(英語)