Charles River、複雑なビジネスフローを自動化し、5ヶ月でモバイルへも拡張

OutSystems Platformは、我々のITスタッフが継続的にアプリケーションの更新や変更をするのに大変役立っています。この特徴によって、我々は常にゲームにおいて先進的なポジションに付けているのです。

マット・ブシャール,ビジネスオペレーション部 シニア・マネージャー

OutSystems Platformを導入し、わずか5ヶ月で、Charle River LaboratoriesはICM™ (Internet Colony Management)と呼ばれるカスタムウェブ・モバイルアプリケーションを開発しました。ICMでは、ビジネスが自動化されているだけでなく、モバイルでもアプリケーションが使えるよう拡張されており、Charles Riverの顧客が進行中のプロジェクトをリアルタイムに確認できる革新的なアプリケーションです。
Charles Riverはいくつものベンダーを評価しましたが、購入後すぐに使えるようなソリューションは見つからず、ウェブ・モバイル向けのエンタープライズ規模の開発からデプロイ、変更やカスタムが簡単に行える点から、OutSystems Platformを選びました。

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課題

Charles Riverは製薬・バイオテクノロジー分野の企業だけでなく、世界の研究所や政府機関にとって必要不可欠な製品及びサービスを提供しており、研究や医薬品開発を促進しています。
生物医学研究における特殊なモデルとコロニーの管理は、同時に大量のデータを生み出す極めて複雑なプロセスでもあります。

20年以上、Charles RiverのGEMSグループ (the Genetically Engineered Models and Services)は、6カ国8サイトにも及ぶビジネスプロセスを手動で行ってきました。
モデルの生成、分離、分類、処理から生まれた膨大な紙のデータは、これまで物理的な倉庫に押し込められるように保管されていましたが、Charles Riverほどの規模になると、人力による作業は人件費がかかるだけでなく、非効率的でした。

さらに、顧客が特定のデータにアクセスしようとしても、それだけで時間がかかるという欠点もありました。顧客に価値を提供するため、またマーケットでより成功するため、Charles Riverはカスタムウェブ・モバイルアプリケーションをつくることで、複雑なビジネスプロセスを自動化し、顧客が瞬時に情報を取得できるよう、開発に取り組みました。

OutSystems Platformを選んだ理由

ビジネスニーズを完全に満たす柔軟なソリューションを得るため、Charles Riverは20のパッケージを評価し、PoCも二回実施し、ベンダーや代理店へのインタビューを数多く行いました。
最終的に、Charles RiverはOutSystems Platformを選びましたが、その理由としては、OutSystems Platformは柔軟性が高く、開発・テスト・デプロイ・バージョン変更がしやすい点が挙げられます。
Charles Riverが作りたかったアプリケーションを作れるものが、まさにOutSystems Platformでした。


ソリューション: Internet Colony Management (ICM™)

ICM™は、研究モデルとコロニーの管理ワークフローが自動化されたプラットフォームであり、わずか5ヶ月の開発後、実際に使用される用になりました。
顧客のプロジェクトの実施から、Charles Riverのプロジェクトマネージャーがコロニーと共に研究している技術者へ実際に出す指令の管理までをカバーしています。

柔軟かつウェブから接続できるモバイル技術により、Charles Riverはタブレットを技術者用のモバイルコンピューティングソリューションとして使用し、RFIDタグとスキャナーを研究モデルとコロニーの位置情報取得のために使用しています。

また、ICM™のシンプルなUIにより、技術者はデータを効率的かつ正確に収集でき、プロジェクトマネージャーが計画したアクションを実行することが格段に容易になりました。 ICM™のデータ入力の簡易化によりデータの整合性は向上し、さらに顧客のコロニー内で技術者がアクションを起こすたび、数千のデータポイントがキャプチャされる仕組みになっています。
さらに、ICM™のモバイル技術とウェブアプリケーションが導入されたことで、これまで特定の場所へ移動してからデータを入力するという煩わしい作業を技術者が行う必要もなくなりました。

ICM™の最大の特徴は、プロジェクトマネージャーとCharles Riverの顧客が常にインターフェース上でやり取りができる点です。
リアルタイムのコラボレーションによって、顧客がプロジェクトに常に関わることが出来る、という大きな利点があります。

ICM™はCharles Riverのビジネスをグローバル規模でも結び付けています。 Charles Riverは多くの地域にまたがってビジネスを展開しており、文化的・言語的違いや規制の違いなどの課題に直面してきました。
ICM™はすべてのオペレーション情報を一元的にみることができ、リーダーがグローバルベースでのデータの傾向に基づいたベストプラクティスを判断し実行することができます。

OutSystems Platformのスピード、柔軟性、拡張性から、Charles Riverは既存のオペレーションに対する影響を最小に抑えつつ、新しい契約を結んだり、プロジェクトを大きくしたりと臨機王変に対応しています。

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ソリューションの機能

  • プロジェクトマネジメントスタッフと顧客間でのリアルタイムのステータスアップデート機能
  • クライアント・ポータル: コロニーからのリクエストに応え、情報を共有するポータルく
  • 正確性を確保するための決められた技術者ワークフロー
  • Microsoft Excelへのデータのエクスポート
  • 音声コマンド、音声ダイアログの表示
  • キーパッド連携
  • RFID技術の活用
  • 多言語対応

連携とプロトコル

  • SAP
  • Galaxia
  • カスタムLaboratory Test Management System
  • Access データベース
  • 6カ国のサポート関係者
  • Lotus Notes
  • Microsoft Biztalk

成果

革新的かつカスタムデザインされたソリューションであるICM™は、Charles Riverにとって大きな費用対効果(ROI)をもたらしています。新規顧客が増えただけでなく、既存顧客からも新たに受注を受ける結果となりました。

さらに重要な成果としては、顧客に提供されるデータの整合性と質が大幅に向上したことが挙げられます。
ICM™を運営してから6ヶ月で、手作業によるデータ収集や照合が自動化されたため、アシスタントの人件費は100パーセント削減され、技術者側の労働量も10%減少しています。
さらに、紙を使用しなくなったため、これまで保管にかかっていた紙の使用量も劇的に減っています。

費用対効果に関して言えば、産業を改革するほどのインパクトをもつこのサービスにより、Charles Riverのセールスは高成長を遂げています。

  • アシスタントの人件費を100%削減
  • 技術者の労働量が10%減少
  • 150%生産性が向上
  • 紙の使用率とストレージを95%削減
  • 25回のリリース
  • 359個のデータベーステーブルを作成
  • 既存顧客からの追加受注
  • 新規顧客の増加

株式会社BlueMeme

BlueMemeは、プログラマのコーディング作業を自動化する自動プログラミング技術と、少人数で効率的な開発を実現するアジャイル開発手法、AIの深層学習技術によるモデルデータ分析を活用することで、プログラマやエンジニアを活用することなく、業務アプリケーションを使用するユーザー自身が業務アプリケーションの開発を行う「シチズンデベロッパー」によるイノベーションの実現をコーポレートミッションとして事業を展開しております。
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